オレンジ精油とマンダリン精油
オレンジ精油とマンダリン精油。
どちらも柑橘系の精油で、実物の果物としても、見た目や味など、とても似ているところが多い両者ですが、精油の香りもとても似ています。
メーカーによって、香りは全く違うので、他社様がどうかは別として、Baldwin社の両者はとても似た香りです。
ですが、この両者、ブレンドすると全く違う顔をのぞかせてくれます。
オレンジ精油は、どちらかと言うと若々しい、少年少女のような若々しさを感じる香りであるのに対して、マンダリン精油は、もっと成熟したというか、大人らしい中の爽やかさを感じさせてくれる香りです。
ノートも、オレンジ精油はトップノート、マンダリン精油はトップ〜ミドルですので、マンダリン精油の方は、オレンジ精油をより少し長く香ってくれます。
どんな香りのブレンドに仕上げたいかによって、どちらを選ぶのか、それは大きな決断です。
どちらを選んでも、決して間違いではないけれど、どちらを選ぶかで、香りの仕上がりが大きく変わります。
そんな些細なことで?っと思われるかもしれないですが、決して大袈裟ではなくて、その1滴で大きく変わるのも精油調香の面白いところです。
そして、もちろん両方を使うのも、面白い選択です。
どちらかというとマンダリン精油の方が香りの強さは勝ちますが、相乗効果でオレンジ精油とマンダリン精油どちらの特性をも持ち合わせた素敵な香りになります
しかし、オレンジ系の香りが強くなりますので、他にどんな精油を選ぶかが大事になります。
レッスンでいつも言っていますが、1+1が2にならないのが、精油の調香の面白いところです。
植物は、人間の智慧を超えたもっと大きな存在であるということですね。
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⁂2005年4月から綴ったブログ『ハーブのある暮らし』も合わせてご覧ください。
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