ところが、石油をもとに作られた成分（たとえばミネラルオイルやワセリンなど）や化学合成物質（合成界面活性剤や防腐剤など）が入っている化粧品を長く使いすぎると、この良い菌たちに悪い影響を与えることがあります。

 

石油系の成分は、肌の表面に膜をつくってしまうことがあり、常在菌が息をしにくくなったり、バランスがくずれたりしてしまうのです。結果として、肌のバリア機能が弱まり、肌荒れや乾燥の原因になることもあります。

 

また、化学的に作られた成分の中には、肌に刺激が強いものや、洗浄力が強すぎるものがあります。

 

たとえば：

• 合成界面活性剤：汚れや皮脂を落とす力が強すぎて、必要な皮脂や常在菌まで洗い流してしまうことがあります。
• 防腐剤（パラベンなど）や抗菌剤：化粧品を腐らせないようにするために使われますが、肌の良い菌（常在菌）まで殺してしまうことがあります。

 

これらの成分を長く使い続けると、常在菌のバランスが崩れて、肌が敏感になったり、トラブルが起きやすくなることがあるのです。

 

とはいえ、すべての化学合成物質が悪いというわけではなく、濃度や種類、使い方次第で肌への影響は変わります。肌にやさしい処方で作られた化粧品もたくさんあります。

 

が、問題はその見極めが非常に困難であること。

 

おそらく一般の私たちでは、本当に安心して使える市販商品を見つけるのは、不可能に近いのではないかと思います。

 

安心できる材料だけを使って、自分で作るのがやっぱり一番安心できるし、お肌にもいいのだと実感しました。

 

トラブル肌で長い間辛い思いをしていた時、イギリスで基礎化粧品類の作り方に出会い、全ての基礎化粧品類を自分で作るようになったら、嘘のように改善したのを実体験しているので、常在菌の大切さ、常在菌のバランスが大切なこと、本当にそう思います。

 

肌の交換はできません。

今のお肌を大切にケアしていきませんか？

 

ハンドメイドコスメコースでは、石鹸以外の基礎化粧品類を作れるようになり、日々のお手入れに役立てていただけます。

 

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（有）ヴォルドウィンジャパンは、1844年創業のイギリスのApothecaryである G. Baldwin & Co. の世界で唯一の日本支社です。

⁂2005年4月から綴ったブログ『ハーブのある暮らし』も合わせてご覧ください。

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